当社では、最近本社工場の一部で木造部分の耐震工事を実施しました。
耐震工事は当社の事業継続計画(BCP)の観点からも必要と判断されたものであり、工場の稼働停止期間をできる限り短縮するために、設計事務所や施工業者と綿密な相談を重ねて進めてきました。
具体的な動きですが、7月より倉庫側の耐震工事が始まり天井の梁の補強が進められました。その後8月5日~11日までの期間に本社工場の一部を稼働停止し、本格的な耐震補強工事を実施したところ作業は順調に進んでいき特に加工室の補強工事は順調に進み、ラスト1日は工事関係者が臨時で休みを取れるほどの進捗を見せました。
翌日には加工室の耐震補強作業がほぼ完了し、養生の撤去と清掃作業が予定通り行われました。計画よりも早く工事が進行した結果、耐震補強工事の最終確認が、施工業者、耐震設計事務所、そして当社の関係者の立会いのもと行われ、無事に完了しました。
今回の耐震工事においては、加工室の天井裏の補強と同時に、断熱材も新しいものに更新しました。これにより、冷暖房の効率が向上し、節電効果が期待されます。また、機能製品の組み立てブースには新しい透明カーテンを設置しました。さらに、以前に第二事業所から設備を移動した際にボードがむき出しになっていた部分には、クリーンルーム用の壁紙を貼り付け、作業環境の改善にも努めました。
皆様のご理解とご協力のおかげで、工事を予定通り事故なく完了することができました。今後も、安全で効率的な作業環境の維持に努めてまいります。