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コラム

2025年07月

コラム筐体設計のススメ 〜3D CAD & 3Dプリンタ最強コンビ〜

2025年7月23日 

当社では、電子基板・センサーシート・その他さまざまな部品の位置関係や組立性確認のために、『3D CAD & 3Dプリンタ 最強コンビ』を日々活用しています。

このコンビは、目に見えない世界を **手に取るように** 確認できる頼もしい相棒です。

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【筐体設計ってなに?】

『筐体設計』は、動作を伴う『機構設計』『回路設計』に対して、動作を伴わない『構造設計』の一部であり、

製品を安全に、機能的に、そしてスタイリッシュに “包み込む” ことを目的とします。

となると、単なる箱づくり…かと思いきや、

✓防水

✓ 薄型

✓ 放熱性

など、使用環境に合わせた多様なスペックが求められる奥深い世界でもあります。

【筐体設計の流れ】

① 目的の確認
使用環境・制約条件などを確認し、筐体の “役割” を明確にします。

◇◆◇ point!◇◆◇
この段階では、視覚的に見えるものはありません。
だからこそ、**丁寧なヒアリングと情報共有, 認識のすり合わせ** が命!

②構想設計
全体サイズ・材質・レイアウトなど、筐体の “骨格” を 3D CADで組み立てていきます。

「可能な限り薄く!」という近年のトレンドに応えるべく、部品を配置。

おおまかな形状でよいところ、詳細な形状が必要なところを見極めて、無駄なくスピード感をもって進めます。

◇◆◇ point!◇◆◇
『機構設計』『回路設計』の **プロと意思の疎通を計り** ながら、

各部品の役割を妨げないよう、筐体内部の空間を最適化!

③詳細設計
組み立てやすく、メンテナンスしやすく、使いやすい形状を 3D CADで詰めていきます。

◇◆◇ point!◇◆◇

『成形』の **プロと連携** しながら、量産を見据えた形状へ。

④試作・検証
3Dプリンタ で現物を造形し、嵌合や組み立て性、干渉をチェック!
CAD上では分かりにくい嵌合具合いや、組立作業性も見えてきます。

◇◆◇ point!◇◆◇
造形物を手にして、**関係者からの気付き** をいただきます。
ここで出たフィードバックが、設計をさらに磨き上げてくれます!

⑤量産へ
調整を経て完成したデータを、信頼のおける外注先へ託します!

◇◆◇ point!◇◆◇
量産時のコストダウンも重要。**協議** しながらコストと品質のバランスを見極めていきます!

【全体を通して大切なこと】

それは、**密なコミュニケーション** と、情報の整理力!

①〜⑤すべてのステップで、関係者との対話なくしては進みません。

…って、どんな仕事でも同じですね(笑)

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【3D CAD & 3Dプリンタ最強コンビ の可能性】

この最強コンビにより、

✓組立てやすさの確認

✓ 設計のブラッシュアップ

✓ 干渉チェック

などなど、設計の質もスピードも格段にアップします。

「鬼に金棒」ならぬ「設計に神器」!

【3D CAD & 3Dプリンタ最強コンビ の可能性】

食べ物?靴?もちろんそれもアリですが、

最近は金属や炭素繊維もプリント可能になり、実用強度の治工具までも3Dプリントできます。

先日参加したセミナーでは、

3Dプリンタで造形した「トグルクランプ(カシメ治具)」を実際に持ち上げてビックリ。

軽っ!!でも強っ!!!

製造現場で実際に活用されている企業様もあるとのことで、

もう夢ではなく、実用レベルのツールになりつつあります。

さて、あなたならどんな治工具を作ってみたいですか?

社内でも、「作ってみたい治工具」アイデアを大募集したいところです。

「こんなものまで作れるの!?」「めちゃくちゃ軽くて、移動もラクチン!」が、

あなたのアイデアから生まれるかもしれません。

(このコラムは、開発部C.H. が担当しました。)

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コラムプラダン緩衝材の選び方

2025年7月16日 

緩衝材の選び方

プラダンの機能と役割

プラダンは、ポリプロピレン樹脂を原料にした中空構造のシート素材で、「プラスチックダンボール」とも呼ばれます。軽量で強度があり、耐水性・耐薬品性に優れていることから、梱包材やコンテナケース、仕切りなどとして広く利用されています。

緩衝材とは?用途と重要性

製品の輸送・保管時におけるダメージを防ぐ役割を果たすのが「緩衝材」です。衝撃や振動から製品を守り、破損や欠損のリスクを大幅に低減するため、精密機器やガラス製品、電子部品、工業部材などにおいては欠かせない存在です。

緩衝材にはさまざまな素材が存在し、用途や製品の重さ・形状に応じて最適なものを選定することが重要です。

緩衝材の主な種類と特性

代表的な緩衝材には、発泡ポリプロピレン(EPP)、ポリエチレンフォーム(PE)、ウレタンフォームなどがあります。

発泡ポリプロピレンは軽量で衝撃吸収性が高く、繰り返し使用できる点が特徴です。ポリエチレンフォームはやや硬質で弾力性があり、滑りにくく設計自由度が高いのが魅力です。ウレタンフォームは柔軟性が高く、デリケートな製品への追従性が非常に優れています。

緩衝材の選び方(発泡ポリプロピレン・ポリエチレン・ウレタン)

選定時は、収納品の重量、形状、輸送頻度、取り扱い方法などを総合的に判断します。

例えば、重い金属部品を収納する場合は変形しにくいEPP、精密機器の保護にはウレタン、繰り返し使うことが前提の用途では耐久性とコストのバランスに優れたポリエチレンが適しています。

緩衝材の役割と目的

緩衝材の目的は、「モノを守ること」です。輸送中の落下・揺れなどによる損傷を防ぎ、製品の品質を保持します。また、商品同士の接触によるキズや異音などのトラブルも防止できるため、製品クレームや返品のリスクも軽減できます。

緩衝材が必要な場面

特に以下のようなケースでは緩衝材が有効です。

・高価な製品や再調達困難な部品
・複数部品が接触して破損の恐れがある場合
・展示用製品やデモ機など、見た目を重視する用途

プラダンに適した緩衝材の特徴

堅牢性と弾力性のバランス

プラダンケースと相性の良い緩衝材には、軽さと柔らかさ、そして一定の硬さが求められます。内部に適度にフィットすることで、収納品の動きを最小限に抑えることができます。

発泡ポリプロピレン(EPP)

強い反発性と優れた衝撃吸収性を併せ持つ素材で、重量物や再利用が想定されるケースに適しています。型抜き加工にも対応しやすく、カスタマイズ性に優れています。

ポリエチレンフォーム(PE)

弾力があり、比較的滑りにくい性質を持つため、ケース内でのズレを防止できます。長期間使ってもへたりにくく、コストと耐久性のバランスに優れています。

ウレタンフォーム

やわらかく、形状追従性が非常に高いため、デリケートな製品や形が複雑なものにも対応できます。ただし、やや耐久性に劣るため、消耗品的な位置づけで使われることが多い素材です。

プラダン緩衝材の加工例

内側全面貼り

ケースの内側全面に緩衝材を貼り付ける方式で、全方向から製品を保護できます。汎用的でさまざまな用途に対応可能です。

四つ角L字

ケースの四隅にL字型の緩衝材を設置する方式で、角部への衝撃を集中して吸収します。手が入れやすく製品の出し入れもスムーズに行える利点があります。

間仕切り

仕切りと緩衝材を組み合わせた構造で、個々のパーツを分けて収納できます。パーツ同士の接触を防ぎつつ、整理性にも優れたレイアウトが可能です。

収納品合わせ

製品形状にあわせて精密に緩衝材をくり抜き、ぴったりと収納できる設計です。傷やガタつきを最小限に抑えたい用途に適しています。

事例紹介:プラダン緩衝材の活用シーン

物流での活用事例

輸送中の振動や衝撃から製品を守るために、プラダンケースに緩衝材を組み合わせた使用が一般的です。部品別にくり抜いた緩衝材を使えば、誰でも正確に仕分け・収納ができ、作業効率も向上します。

製造業での使用事例

生産ラインでの部品供給用ケースとして、プラダン緩衝材付きケースが採用されています。ライン間の移動や一時保管時にも部品の状態が維持され、品質トラブルを未然に防げます。

展示会における緩衝材活用

デモ機やサンプルなど、繊細な展示品を持ち運ぶ場面では、製品を保護しつつ美観を保てる緩衝材が有効です。見た目にも整った仕上がりとなり、来場者の印象アップにもつながります。

まとめ

プラダンケースにおける緩衝材の導入は、輸送・保管時のリスク軽減に直結します。目的に合った素材と加工法を選ぶことで、安全性だけでなく作業効率の向上や製品保護の信頼性アップにもつながります。緩衝材の選定に迷った際は、製品の特性や使用シーンをもとに、最適な素材と形状を検討してみてください。

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