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コラム

2025年04月

コラムキーシート基本的な用途

2025年4月28日 

キーシートの基本的な定義

キーシートとは、電子機器や操作パネル上に配置される押しボタン型の入力デバイスを指します。
ユーザーが機械操作を行う際、キーシートを通じて指示を伝達する役割を持ち、機器とのインターフェースとして欠かせない存在です。

キーシートの種類とその特徴

キーシートには、フラットな形状やスイッチにエンボスがかかった形状、樹脂がキー部に盛られた形状…さまざまな種類があります。
用途や求められる操作性に応じて、材質や構造、加工工程も多岐にわたります。

キーシートの技術的側面

キーシートは、表面材(PET、PCなど)、印刷部、接着部といった複数のレイヤー構造で成り立っています。
スクリーン印刷技術を用いた加飾印刷や、エンボス加工による立体感付与など、製造には高度な技術が必要とされます。

キーシートがもたらす利点

キーシートは、材質によっては防塵・防水性能を高めることができ、ハードな使用環境でも長期間使用できる点が大きな利点です。
また、操作部を自由に設計できるため、使用者に最適なフィードバックを提供できることも大きな魅力です。

キーシートの使用例

企業におけるキーシートの応用

製造業では、キーシートが産業用機械の操作パネルとして活躍しています。
高い耐久性と操作性の高い設計が求められるため、キーシートが多用されています。

セキュリティ分野でのキーシートの利点

セキュリティシステムやアクセス制御機器でも、キーシートは広く採用されています。
耐久性に加え、視覚的なわかりやすさを備えたキーシートは、入力性の向上にも寄与しています。

医療業界におけるキーシートの利用

医療機器においても、キーシートは重要な役割を果たします。
滅菌やアルコール消毒に耐えうる材質選定、防水・防塵性能、患者と医療従事者双方にとって安全性を高めるための仕組みがされています。

キーシート導入におけるポイント

初めてのキーシート選定ガイド

キーシートを初めて導入する際は、使用環境(屋内/屋外)、必要な耐久性能、操作頻度、デザイン要素を整理することが重要です。
要件に応じたキーシートを選定することで、製品寿命や操作性を最適化できます。

キーシート導入に必要な準備とステップ

キーシートの導入では、要件定義 → デザイン設計 → 試作 → 評価 → 本製造というステップを踏むのが一般的です。
特に試作段階では、操作感や耐久性の確認をしっかり行い、実運用を想定したテストを行うことが成功の鍵となります。

カスタマイズによるキーシートの最適化

キーシートはカスタマイズ性に優れています。
例えば、エンボス加工で押しやすさを高めたり、ミラー印刷でデザイン性を向上させたりと、用途に合わせた最適な仕様設計が可能です。

コスト効率の良いキーシート導入方法

大量生産向けの標準品をベースに検討する場合、設計段階から版や型の丁付けを増やすことで、コストを抑えつつ機能を確保することが可能です。
用途に応じたバランスの取れた設計が、費用対効果を最大限に引き上げます。

キーシートのトレンド

現代では、より薄型・軽量化が求められ、環境負荷低減への対応も進められています。
加えて、カスタマイズ需要の高まりに応え、短納期・多品種少量生産への対応力も、キーシート開発のトレンドとなっています。

まとめ

キーシートの使用用途は非常に幅広く、産業機器から医療、セキュリティ分野まで多岐にわたります。
本コラムを通じて、キーシートの可能性と導入時のポイントをご理解いただき、効果的な活用に役立てていただければ幸いです。

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コラム新たな選択肢~カットできるセンサー&ヒーター~

2025年4月25日 

従来のセンサーやヒーターは、固定されたサイズで使用することが一般的でしたが、

弊社では「カットできるセンサー」および「カットできるヒーター」の実現が可能です!!

用途に合わせてサイズを変えることで、介護や医療、スポーツ等、様々な分野での活躍が期待できます!

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では、実際にセンサーを使って、確認をしてみたいと思います!

まずは、弊社で製造できる最大サイズ (600mm×900mm) のセンサーの登場です。

 

 

センサーの上に手を置いて、センシング反応を見てみると・・・

良好なセンシング反応ですね。

 

 

では、このセンサーを1/4 (約300×450mm) にカットしてみます!

 

先ほどと同様、センサーの上に手を置いて、センシング反応を見てみます。

 

 

カットしても、センシングに全く変化はありません!

いかがでしたでしょうか?

今回は、先日開催されました展示会・セミナー “Medtech Japan” で展示したセンサーを使用しましたが、

弊社では「カットできるセンサー」「カットできるヒーター」の実現が可能です!!

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設置したい場所やスペースに合わせてカットすることで、

利用者の環境に合わせて、最適なサイズに変更することが可能です。

用途に合わせてサイズを変更できるという特徴は、これまでの「規格化された製品」の概念を覆します。

サイズの自由度が増すことで、新たな使い道が生まれ、今後さらなる革新につながるでしょう。

今はまだ現実的ではありませんが、近い将来、

サイズだけでなく、形状も自由に変えられるセンサー、またはヒーターが生まれるかもしれませんね!

シンデレラフィットするよう、設置場所に合わせたてカットしたり。

ハート形や星形など、好きな形にカットしてみたり。

自分の好きなサイズ、形状にカットできるとなると、夢が広がりますね!

(このコラムは、開発部R.T. が担当しました。)

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コラム金属銘板の基本的な構造

2025年4月7日 

金属銘板

金属銘板とは、金属板に文字や図柄を加工した表示プレートです。機械の型式、製造年月日、製造番号、警告表示などを記載するために使用され、耐久性や高級感が求められる場面で幅広く採用されています。

銘板は、下記の構造で作られることが一般的です:

  • ベース素材(金属):アルミ、ステンレス、真鍮など
  • 表示方法:印刷、エッチング(腐食)、刻印など
  • 表面処理:アルマイト加工やクリアコーティングなどで耐久性を高める

金属銘板の主な用途

工業での使用例

金属銘板は、特に工業製品において重要な情報を明記するために使われます。たとえば:

  • 製造機械の型式・仕様表示
  • 制御盤の操作表示
  • 安全・注意喚起表示
  • 屋外設備の管理番号表示

また、長期にわたって屋外や厳しい環境下で使用されるため、耐候性・耐摩耗性耐薬品性などが求められるケースも多くあります。

金属銘板の種類

アルミ銘板の特徴

  • 軽量で加工性が高い
  • 表面にアルマイト処理が可能で、耐食性に優れる
  • カラー印刷にも適しており、装飾性のあるデザインにも対応
  • 電気機器、屋内表示、商品名表示などに多く使用

ステンレス銘板の特徴

  • 高い強度と耐食性があり、過酷な環境にも耐える
  • 表面が美しく、高級感がある
  • エッチング加工との相性が良く、屋外設置や工業設備に適している
  • 若干加工が難しく、コストが高め

真鍮銘板の特徴

  • 金属光沢があり、クラシックで高級感のある仕上がり
  • 腐食には強くないため、屋内利用が基本
  • 主に記念プレートや表彰板、美術用途などで利用

金属銘板の製造方法

アルマイト染色について

アルミ銘板の表面にアルマイト処理(陽極酸化処理)を施し、染料を使って文字や図柄を染色する方法です。傷や摩耗に強く、印字が長期間鮮明に保たれるのが特徴です。

エッチング技術について

化学薬品で表面を腐食させ、凹部に塗料を流し込んで文字を表現する加工方法です。耐久性と視認性に優れ、風雨にさらされる環境にも対応します。

シルク印刷について

シルクスクリーンによって塗料を金属表面に印刷する方法。コストパフォーマンスが良く、大量生産向きですが、表面保護のためにクリアコートなどの処理が必要です。

金属銘板の加工

断裁仕上げについて

規定サイズにカットしてエッジを整える基本的な仕上げ方法です。四角形や長方形など、標準的な形状に多く使われます。

型抜きについて

プレス機やレーザーで特定の形状に抜く加工技術です。丸型、特殊形状、穴あけ加工等、量産や変形の銘板作成に適しています。

金属銘板まとめ

金属銘板は、耐久性・視認性・高級感を兼ね備えた表示ツールであり、使用環境や求められる性能によって素材や加工方法を選ぶ必要があります。

選定の際は以下のポイントを押さえましょう:

  • 使用環境(屋内/屋外、温度、湿度、化学薬品など)
  • 必要な耐久年数
  • コストとロット数
  • デザイン性や表示の見やすさ

製品に信頼性を与えるだけでなく、安全管理や品質保証の観点でも重要な役割を担う金属銘板ですが自社のニーズに合った最適な選択で、より高品質な製品づくりをできたらと思います。

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