今回は、当社が保有する印刷・加工・検査設備についてご紹介します。製品の機能性や品質を支える現場の設備について、わかりやすくご説明いたします。
凸版印刷
当社で使用している印刷方式のひとつが「凸版印刷」です。これは、凸部にインキをつけて素材へスタンプのように転写する、古くからある基本的な印刷方法です。
使用している印刷機は「間欠輪転方式」で、ロール状の素材を回転するシリンダーに通しながら印刷を行います。この方式は、印刷・ラミネート・打ち抜きを一連の工程で処理できるため、多品種・短納期の製品づくりに適しており、当社の中核設備となっています。
スクリーン印刷
もうひとつの主要な印刷方式が「スクリーン印刷」です。これは、スクリーン版と呼ばれる網目状の版にインクを通して印刷する方式で、厚みを持たせた印刷や異素材(布、金属、アクリル等)への対応が可能です。
当社ではこの方式を活用し、操作パネルやタッチスイッチ、フィルムヒーターなどを製造しています。使用しているのは半自動スクリーン印刷機で、作業者が材料と版をセットすると、機械が一定の圧力とスピードで安定した印刷を行います。
加工工程と打ち抜き
印刷後は、ラミネート貼りや両面テープの貼付といった加工を行います。これらは最終製品の品質や使い勝手に直結する、非常に重要な工程です。
続いて、「プレス機による打ち抜き加工」を実施します。これは製品形状に合わせて印刷物を正確にカットする工程で、寸法精度や見た目の美しさを左右する“仕上げ”の役割を担っています。
小ロット対応を支えるデジタル設備
加工機器としては、プロッターカッターとレーザー加工機を導入。
プロッターは刃物が自動で動いてフィルムなどをハーフカットし
レーザー加工は複雑な形状を高精度にカットまたはマーキングすることが可能です。これにより、デザインの自由度と加工の柔軟性が向上しています。
品質を保証する検査機器
製品の信頼性を担保するため、当社では以下のような検査装置を運用しています。
まとめ
当社では、印刷・加工・検査までを一貫して対応できる体制を整えています。デジタル機器と伝統的な技術を融合させることで、多様なニーズに柔軟かつ高精度に応える製造環境を実現しています。これからも、お客様の課題解決や高品質な製品提供を目指し、現場力の強化を続けてまいります。
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