地元京都の検査機の老舗メーカーである
ダックエンジニアリング様(https://www.dac-eng.co.jp/)
とコンパクトな検査装置「e-CAMOS」の共同開発を行いました。
こちらは10月の「TOKYO PACK2022」や11月の「IGAS2022」のダックエンジニアリング様のブースで披露となります。
共同開発のきっかけとしては、昨年の京都シール印刷協同組合の協賛会にダックエンジニアリング様が加入された際、お声掛け頂いたことが始まりでした。
当社としてもダックエンジニアリング様のことは検査機メーカーの老舗と認知をしており、
高性能な検査装置を開発されているという認識であったので非常に光栄なことであると感じております。
今回共同開発したモデルは、当社の検査装置の構成にダックエンジニアリング様の検査機「e-CAMO」を搭載した仕様となります。
ロール向けのe-CAMOに対して、シート(seat)のSを追加し「e-CAMOS(イーカモス)」と命名されています。
使い方は、対象物のシート製品をスキャナーにセットした後、タッチパネルで設定し、検査を開始します。
するとスキャンされた製品を良品と確認品を判別してそれぞれのトレーに仕分けされるような仕組みとなります。
当社においては元々現場の声を反映して生まれた本製品です。
実際の作業工程を機械に取り入れたことにより仕分け機自体のトレーは、当社の現場で使っているトレーをそのまま使用していたのですが、
トレーの形状を変えることにより、デザイン性の高い製品に加えダックエンジニアリング様の画像処理の技術により、
完成した検査機はコンパクトながらも展示会で十分に存在感を発揮するような見た目になっていると思います。
印刷業界でも品質要求が高まってくる昨今ではありますが、
クレーム対応で手をかけることを極力減らすためにこういった検査機の導入への期待が高まってきているといえます。
今回の共同開発をはじめとしてこれを機にITや機械の導入を積極的に行っていき、
人の手間を減らすことが業界においても必要不可欠の流れになっていると感じます。