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コラム

2022年

コラムIGAS2022 視察

2022年12月21日 

11月24日~11月28日の4日間に渡って東京ビックサイトで

IGAS2022(INTERNATIONAL GRAPHIC ARTS SHOW)国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展が開催されました。

 

 

この展示会は印刷や製本、紙工、ラベル、パッケージング、関連の最新機材・技術・サービスを一堂に会した国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展となり、印刷の様々な最新技術が一度に目の当たりにできると同時に印刷産業の未来を展望できる場として4年に1度開催されます。

当社では製造現場や開発、設計など幅広い部署の社員に視察に行ってもらい時代の変化や業界の動向などを肌で感じ取ってもらい、

将来に向けて取り組んでいけるきっかけ作りの場としての活用を図っております。

 

コロナ禍ではありますがオープニングセレモニーからかなりの気合いの入りようで、印刷業界の著名人も多く参加していました。

リアル展示会だけでなくオンラインを使用してのパネルディスカッションも多く取り揃えておりました。

来場者数は5日間で3万任を越え、うち海外来場者数が3000人近くと盛況を収めたように思えました。

 

 

今回の展示物のトレンドとしてはTV会議やWEB展示会等が流行ってきてはいますが、あえて触った時の感触や風合いにこだわった展示も多かったように感じます。

4年前と同じくオンデマンドやインクジェットの機械も活発でありましたが、加飾だけでなく物の質感や風合いに対しても表現がされていたり、

当社としても技術開発の参考となる情報が盛り沢山であったりとした年と感じました。

コラムタイ展示会出展について

2022年11月14日 

11/1~11/3の3日間、タイのバンコクで開催された化粧品展示会「COSMEX」に当社の転写シールを出展しました。

たいへん盛況だったとのことで、今回営業担当より当時の状況についての話を掲載させて頂きます。

サワディークラップ(こんにちは)転写シール(海外市場開拓)営業です。

 

南国タイへ出張してきました。乾季ということもあり、日中は30度を超える暑さはありましたがとても過ごしやすいバンコク滞在でした。

 

今回、タイのバンコクで開催された化粧品関連展示会COSMEXへの出展は、新型コロナの影響で3年ぶりとなりましたが3回目の出展となりました。

現在では海外からタイへの入国制限はないため、展示会会場にはアセアン地域をはじめ中東、オーストラリア、日本からの来場者の姿がありました。

当社ブースにも前回以上の来場者があり、対応で昼休みも取れないほど盛況となりました。コップンクラップ(ありがとうございます)

それでも未だコロナの影響は残っていている面もあり中国、韓国からの出場や来場者はほとんど見受けられませんでした。

一方で今回はマレーシアやインドネシア市場の台頭を肌で感じることができた貴重な機会でした。

バンコク滞在は5日間でしたが展示会で疲れた身体を足マッサージで癒し、大好きなタイ料理と甘い南国フルーツをお腹一杯食べてきました。

毎回お決まりで飲むマンゴー&バナナジュースは最高でした。私のおすすめはスイカジュースです。タイへ行く方は是非飲んでみてください。

 

転写シールにおいては当社でも近年海外事業に力を入れており2023年にニューヨークの展示会、2024年にはラスベガスへの展示会出展も検討しています。

今後も逐一コラムで近況を報告致しますので、是非ともご確認を頂ければと思います。

コラム西京極小学校創立150周年記念事業 協賛

2022年11月1日 

当社は、グループ会社の東洋ケース株式会社においてシール印刷部門として この西京極の地で創業、その後、下京区梅小路で法人格として設立、

1988年(昭和63年)に西京極東側町に移転、シール印刷からスクリーン印刷、加工まで一貫生産の体制を整え、現在の西京極畑田町の工場へと成長とともに推移してまいりました。

 

西京極小学校は、葛野大路通りを挟んで反対側に位置し、毎日 集団登校や下校時には、児童の元気な姿も見受けられます。

当社の社員にも西京極小学校の卒業生やお子さんが通っているという人もいたりしており、とても身近な学校といえます。

 

その西京極小学校が創立150周年を迎えるということで、当社においても地域との交流や社会貢献も重要であると考え、協賛させていいただきました。

10月2日には、西京極小学校において「創立150周年記念式典」が行われ、当社の代表も参列し「感謝状」も授与していただきました。

 

 

この8月には伏見区竹田にあった電子機器事業部も西京極の地に移転、印刷技術と電子機器事業の制御技術を融合させることにより、

今後 更なる事業の成長に向けての活動を推進していく体制を整えています。

 

当社は、企業理念として「技術を通じて社会に貢献する」を掲げており、地域社会への貢献も企業として取り組んでいく必要があると考えております。

これからの子供たちが、よりよい暮らしを実現していくためにも、技術力を磨き、人材を育成し、よりよい社会を実現していくために取り組んでいければと考えています。

コラムダックエンジニアリング様と共同開発

2022年9月30日 

地元京都の検査機の老舗メーカーである

ダックエンジニアリング様(https://www.dac-eng.co.jp/

とコンパクトな検査装置「e-CAMOS」の共同開発を行いました。

 

こちらは10月の「TOKYO PACK2022」や11月の「IGAS2022」のダックエンジニアリング様のブースで披露となります。

 

共同開発のきっかけとしては、昨年の京都シール印刷協同組合の協賛会にダックエンジニアリング様が加入された際、お声掛け頂いたことが始まりでした。

当社としてもダックエンジニアリング様のことは検査機メーカーの老舗と認知をしており、

高性能な検査装置を開発されているという認識であったので非常に光栄なことであると感じております。

 

今回共同開発したモデルは、当社の検査装置の構成にダックエンジニアリング様の検査機「e-CAMO」を搭載した仕様となります。

ロール向けのe-CAMOに対して、シート(seat)のSを追加し「e-CAMOS(イーカモス)」と命名されています。

使い方は、対象物のシート製品をスキャナーにセットした後、タッチパネルで設定し、検査を開始します。

するとスキャンされた製品を良品と確認品を判別してそれぞれのトレーに仕分けされるような仕組みとなります。

 

 

当社においては元々現場の声を反映して生まれた本製品です。

実際の作業工程を機械に取り入れたことにより仕分け機自体のトレーは、当社の現場で使っているトレーをそのまま使用していたのですが、

トレーの形状を変えることにより、デザイン性の高い製品に加えダックエンジニアリング様の画像処理の技術により、

完成した検査機はコンパクトながらも展示会で十分に存在感を発揮するような見た目になっていると思います。

 

印刷業界でも品質要求が高まってくる昨今ではありますが、

クレーム対応で手をかけることを極力減らすためにこういった検査機の導入への期待が高まってきているといえます。

今回の共同開発をはじめとしてこれを機にITや機械の導入を積極的に行っていき、

人の手間を減らすことが業界においても必要不可欠の流れになっていると感じます。

コラム新本社設立!

2022年8月31日 

この度、当社電子機器事業部は、前身のシーク電子工業の時代から含めると40年にわたり拠点としておりましたが、竹田の事業所から本社工場の隣のビルに引っ越してきました。

 

 

新本社と名付けたこちらのビルは1階の豪華なエントランスに加え大きな会議室がありとても仕事がしやすそうな環境に思えました。

ビルの屋上にもあがることができるので、夏場はBBQや遠くの景色を見て楽しむこともできそうです。

 

 

加えて3階は大きなセミナールームがあります。これまで大人数が集まるときは、本社の食堂を使っていましたがなかなか手狭になってきていましたので、大きい部屋ができることは非常に助かります。

これによって当社が最近力を入れている社員研修や企業説明会も見栄え良くできると思いますので、今後の行方が楽しみです。

 

 

当社の特長として操作パネルと内側の基板をそのままアセンブリで納品ができるという特徴があります。その為、部署間の連携が非常に大切になってくるのですが、今までは事業所間が京都市内とはいえ車で20分~30分の距離で離れていたところが、今回の引っ越しで隣同士となり事業所間の連携を強化することができるのでお客様に対してもスムーズで的確な提案ができるかと思います。

 

また今までは裏通りに面していたので車での来社は入りにくく出にくかったり、初めてのお客様は迷われたりもしておられました。新本社は大通りに面しているので当社の看板も見やすく迷うことも少ないかと思います。

 

電子機器事業部は設計から生産・検査まで行っているので設備だけでなく、細かい部品や作業机も多いので引っ越し自体も難航しまだ全て整理しきれていないところもありますが、徐々に整えていけたらと思います。

今後も皆様のご期待に添えるよう社員一同、より一層の努力をしていきます。

 

機会があれば是非一度お越しください。どうそ、よろしくお願い致します。

コラムニューヨーク展示会出展について

2022年7月8日 

6/15~16にニューヨークで開催された高級パッケージのB to B展示会「LUXEPACK NEW YORK」に当社の「転写シール」を初出展しました。

 

「LUXEPACK NEW YORK」は、化粧品・香水・ファッション・お酒などを対象とした容器、包装技術、資材、パッケージデザインを紹介する展示会です。会場はマンハッタン中心部にあるJavits Convention Centerで展示会規模はアメリカ企業を中心に出展社数約160社(日本からの出展は東洋レーベルのみ)、2日間の来場者はアメリカ全土、ヨーロッパ、中南米地域から3,500人以上で当社ブースにもとても多くの方々に訪問して頂きました。

 

当社の「転写シール」はアメリカ市場では全く新たな製品であり、転写方法を実際のデモンストレーションで見せる度に驚いている来場者の様子が非常に印象的でした。転写シールの品質、画期的な加飾方法、当社の技術力を多くの方々にアピールすることができ、大変有意義な展示会となりました。

ポストコロナで開催された今回のリアル展示会は盛況で、出展社と来場者が顔を突き合わせて行う商談の価値の大切さを再認識できました。当社のような中小企業であっても無限の可能性がある世界市場で勝負するという挑戦は続けていきたいと思っており、来年もチャレンジする予定です。

 

 

今回訪れましたニューヨーク街中の様子や人々の生活風景はコロナ以前の雰囲気に戻ったような活気がある一方で、昨今の世界的な物価高と円安の影響もありニューヨークでの移動、食事、物価の高さにも驚かされました。日本出国と帰国の際にはPCR検査とその陰性証明も必要であったため、以前にように出張や海外旅行へ気軽に出かけるという時代はもう少し先になるのかもしれません。

コラムリモートウォーキングイベントの実施

2022年6月6日 

先日、当社で全社員健康管理への認識を高める為、コロナ禍でも取り組み可能なウォーキングイベントを実施しました。

 

現在、企業業績は順調に推移し本社工場をはじめ滋賀工場や電子機器事業部でも設備等の投資を行い企業体質の強化を進めています。

一方、当社を支える社員への健康状態や管理面のサポートは、定期健康診断やメンタルヘルスチェックなど定点観測とラジオ体操の実施に留まっています。(コロナ前では、スポーツイベントの開催などありましたが、コロナ禍での実施は控えています。)

 

その中でスマホアプリを使用したウォーキングイベントを行い、コロナ禍においても全社員が各自のペースでイベントに参加することで、仲間と成果を共有が出来る企画と思い取り組みました。

 

取り組み方としてはスマートフォンに規定のアプリをインストールし、個人及び団体で2週間の歩数を競います。アプリには各チームにグループが作成されておりチーム間の1日の歩数が共有されてる為、自身の歩数は勿論チーム全体の歩数も意識しつつ取り組むことができます。

2週間後に個人歩数と団体歩数、また特別賞として期間中に1日1万歩を5日間以上達成した全員に景品が準備されました。

 

今回イベントを開始したところ想像以上に反響を見せ、今まで1日の歩数を意識することも無かった社員も多かったのですが、これを機に意識して歩くことも増えたとのことで、非常に良い取り組みであったと思います。

 

現代のライフスタイルでは、移動手段やITの発達に伴い下記の通り健康リスクが高まっていると言われています。

〇生活の利便性と引き換え⇒生活習慣病やメタボリックシンドロームが増加する

〇座り過ぎの生活⇒死亡リスクが1.4倍高くなる

〇運動不足であること⇒喫煙や糖尿病以上の高い死亡リスク要因である

 

当社でもテレワークの導入や商談数が減ったことで、外出の機会が少なくなりました。

しかしこのご時世だからこそ出来ることを探し、積極的に体を動かす機会を設け社員の健康増進をしていきたいと考えております。

コラムシール・ラベルコンテスト入賞

2022年4月27日 

先日行われました全日本シール印刷協同組合連合会が主催している

第31回シール・ラベルコンテストに応募していた当社のシール印刷チームが輪転部門で優秀賞を取りました。

応募企業は62社、作品数は102点のうち、規定課題の輪転部門の中からの選出となりました。

 

シール印刷協同組合連合会では印刷技術を競う目的で1990年からほぼ毎年、シール・ラベルコンテストを開催しております。

同コンテストでは自由課題及び規定課題があり、連合会員は自由に参加が可能となります。

 

今回の課題は石川県の金沢駅がテーマのシールでした。

ここで作業者の話を聞かせて頂きましたが今回の作品は非常に色使いも多く調色も難しい技術を要するうえ、

気が遠くなるほどの細かい箇所も多く一筋縄ではいかない作品だったそうです。

 

 

まず、4色機で印刷をする為に位置合わせを正確に行うのですがここで苦労した点は写真でなく文字の印刷でした。

通常細かい文字を印刷する際はコツ文字という白文字を上から印刷することで文字かすれを無くすのですが、

今回は白の濃さを出すために抜き文字にて表現することになりました。

文字自体が細かい為、少しの位置ずれも許されないので位置合わせトンボを使い、何度も位置合わせを行い綺麗な文字を表現したそうです。

 

色の表現に関しても繊細な作業が必要で、版自体も色々な種類の網点版を用意し、

最終的に決まった版を用いて印圧やインク盛り、インクの濃さに気を使いながら、1色ずつ何度も調整をかけたそうです。

 

当社は「技術を通じて社会に貢献する」ということを掲げており、技術力を発揮できる機会は非常に大切であると考えています。

今後も技術力向上に積極的に取り組み、お客様のニーズに合わせた物づくりが出来るように努めていきます。

コラム新デモ機が完成しました

2022年3月17日 

“面倒な構造設計~アセンブリまで全部お任せください!!”

 

ついに当社開発と入念に打合せを行っておりましたデモ機が完成致しました。

その名も「メンブレンディスプレイ」と言います。

当社では、印刷事業部に加え回路やソフト設計を行う電子機器事業部も備わっております。

これにより、面倒な構造設計からアセンブリまで全て当社にて請け負うことができます。

今回のデモ機作成においても、印刷事業部のTOPシート印刷+電子機器事業部基板設計から組立

とお互いの部署が総力を挙げて製作した形になりました。

 

以前よりお客様との打合せの中で、タッチパネルに対して興味を持って頂きましたが、

検討に留まるケースも多く

タッチパネルを導入してみたいが、ハードルが高そうに感じる…

ユーザーの使用環境の都合で、どうしてもクリック感が必要…

といった声も多くありました。

これまで静電容量タッチスイッチに対してなかなか採用に至らなかったお客様もこれを機にスイッチ箇所を見直すきっかけになって頂ければ幸いです。

 

新デモ機の製作に伴い積極的にPRをしていく為、YouTube動画も製作しました。

写真だけでは伝わりにくい操作感や雰囲気を動画で是非ご確認ください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=pV0CN-pgIPI

 

新型コロナウィルスの感染拡大もなかなか収束しない日々が続く中

今後もTV会議での打合せは増えていくと思います。

デモ機を直接お見せすることができない場合でもこういった形で当社の情報を発信出来たらと考えています。

 

今回紹介させて頂いたメンブレンディスプレイ以外にも、

新製品の情報をいち早くお届けする為、今後もHP更新や動画作成は定期的に行います。

今後も有力な情報を発信していきますので、また気軽にHPやYouTubeをご確認ください。

コラム新年のご挨拶

2022年1月11日 

新年あけましておめでとうございます。

 

2022年も新型コロナウィルス感染が収束しない中始まりました。

 

現代は「VUCA(ブーカ)の時代」ともいわれております。

VUCAとは

Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)

の頭文字を取った造語で、簡単に言うと社会や将来の予測が困難な状況を意味します。

このVUCA時代に必要なスキルが数点あります。

 

「情報収集力」

目の前で起きていることについて詳細に観察することはもちろん、

マーケットや社会全体に視野を広げて情報を収集する力が求められます。

そのため、顧客や関係者との高いコミュニケーション力が自ずと必要になってくると共に、

組織の枠を越えてネットワークを広げることも必要となります。

 

「状況把握力」

収集した情報が総合的に何を示しているのかを見極め、正しく現状を把握する力です。

漠然とした情報や主観に惑わされず、客観的な事実(ファクト)をベースに

状況を見定めることが求められます。

 

「意思決定力」

今の状況や個人・組織としての優先順位を整理し、これから何をするかを決断する力です。

現状の最善策を導き出す論理的な思考力に加えて、

一定の裁量と責任を負いながら正解のない問題に対して決断する力も問われます。

 

「実行力」

ものごとの動くスピードが早いVUCA時代は、いかに素早く計画を実行に移せるかが鍵になります。

そのため、じっくり準備をして行動するより粗削りでも良いので始めてみることが重要です。

フットワークの軽さに加え、多少の失敗を恐れず挑戦するスタンスや、

試しに動いてみて反応を見ながら軌道修正していくことも大切です。

 

これからの企業に必要なものは「人、モノ、金」に加えて「情報」が大切であり、

その情報をどう活用するかが、変化に対応できる企業かどうかの分かれ目であると考えています。

 

そのためには、変化に対応していけるための「人材の育成」が重要であると考え、

今年は各社員日々の業務の中でも自身の持っている

「情報」を周りに伝えること、新たに入手することに取り組んでいきます。