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今回は、伸縮素材×伸縮インクの組み合わせによるセンサー開発のご紹介です!
伸縮センサーの検証が始まったのは、実は昨年のMedtech Japan 2025でのこと。
当社が満を持して展示した“布センサー”を見た来場者から、
「布センサーって名前なのに、布みたいに伸びないんですね」
という鋭いひと言をいただいたのが、すべての始まりでした。
“布センサー”と名乗る以上、布のように伸びて、曲がって、動きに寄り添う存在でありたい。
その気づきが、伸縮センサー開発の第一歩となりました。
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結果として、当社で選定した伸縮素材はすべてセンサーとして十分に機能する可能性あり!!
一方で、使用するインクによってはセンサー用途に不向きなものもありましたが、
ヒーター用途など別分野では活躍の余地がありそうです。
素材の特性をどう活かすかで、使い道はまだまだ広がりそうです。
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今回使用した伸縮素材は、どれも柔らかく、引っ張りに強い素材ばかり。
そこに伸縮性のあるインクをスクリーン印刷すると、なんと印刷膜そのものが伸びるという面白い現象が起きます。
「印刷って、伸ばしたら割れるんじゃないの?」
そんな常識を軽く超えて、グイッと伸ばしても導電性をキープ。
素材とインクの相性が良いと、こんなに伸びても大丈夫なん!?と驚くレベルです。
では、実際どれぐらい伸びたのかというと、、、
- 一番伸びた素材:伸長率80〜90%!
ほぼ倍近く伸びても導電性を維持する、なかなかのポテンシャル
- 一番伸びなかった素材:伸長率20%ほど
控えめながら、一般的な印刷膜からすると十分に優秀です
素材によって伸び方に差はあるものの、
「センサーがここまで伸びる」という事実そのものが、新しい応用の可能性を広げてくれます。
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柔らかい、曲がる、伸びる―――――
そんな特性を持つセンサーは、動くものや身に着けるものとも相性バツグン!
例えば、
- ウェアラブルデバイスの動作検知センサー
腕や脚の動きに合わせて伸びるので、装着しても違和感が少ない
- スポーツ、ヘルスケア向けフォーム解析
伸び具合=動きの変化として読み取れるため、姿勢や筋肉の動きを可視化できる可能性あり
- 衣服、布製品への組み込み
服が伸びるのと一緒にセンサーも伸びるので、自然な装着感のままセンシングが可能
硬いセンサーではできなかったことができるようになる。
これこそが、この技術の面白いところです。
今回の検証で、「どの素材 × どのインクならセンサーとして成立するのか」という材料選定の第一歩が見えてきました。
伸びる素材に、伸びるインクを印刷する。
たったそれだけで、これまでにない新しいセンシングの世界が広がっていきます。
ここからどんな製品が生まれるのか、私たち自身もワクワクしています。
伸縮センサーの可能性、まだまだ伸びていきそうです。
(このコラムは、開発部R.T. が担当しました。)
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