「プラダン仕切り」とは、プラスチック段ボール(通称プラダン)を素材とした仕切りのことを指します。軽量でありながら高い耐久性を持つプラダンを活用した仕切りは、物流、保管、輸送など幅広い分野で活躍しています。
段ボール等の紙製仕切りでは強度面で不安がある場面でも、プラダンであれば繰り返しの使用や重量物の保管にも対応可能です。組立ても簡単なのでプラダン以外の箱にも使えます。
プラダン仕切りの一般的な用途
プラダン仕切りは、工場や物流センターでの部品や製品の整列保管、精密機器やガラス製品などの輸送時の緩衝、医療器具や電子部品など小さな部材の分類や仕分け、展示品やサンプルの持ち運び用ケース内部など、幅広いシーンで使用されています。
特にリユース前提のケースなどでは、強度と清掃性を備えたプラダン仕切りが選ばれる傾向があります。
プラダン仕切りのメリット
プラダン仕切りは、紙や段ボールに比べて高機能かつ長寿命です。多くの企業が導入する理由を、主なメリットから見ていきましょう。
耐久性とコストパフォーマンス
プラダンはポリプロピレン樹脂を主成分としており、湿気に強く破れにくいという特性があります。これにより、仕切りとしての繰り返し使用が可能となり、長期的なコスト削減につながります。
また、アルコールや中性洗剤での拭き取り清掃も可能で、衛生面でも優れています。製品や部品ごとの仕分けに使用する場合も、異物混入や汚れのリスクを低減できる点が大きな強みです。
プラダン仕切りの形状と種類
用途に応じて、プラダン仕切りは様々な形状で製作されます。それぞれの構造と特長を見てみましょう。
井形(外枠無し)
井形仕切りとは、プラダンの板を縦横に組み合わせて交差させた構造です。外枠を持たないため、スペース重視かつコストを抑えた構造で、製品の仕分け用途に広く用いられます。ケースや箱の内寸に合わせて作られ、内容物を整然と並べるのに適しています。
囲形(外枠あり)
外周に枠が設けられている構造です。これにより強度が増し、輸送時の揺れや荷崩れを防止する効果があります。外側のマス目の寸法もズレが少なく、高い精度が求められる精密部品や医療機器などの保管や輸送で用いられることが多い形状です。
固定仕切り
ケース本体と仕切りが一体化したタイプです。脱着ができない反面、収納時のガタつきがなく、繰り返し同じ形状の部品を扱う場面では非常に安定した収納が可能です。固定することで、長期使用にも耐えうる構造となります。
プラダン仕切りの使用例
段ボール仕切りとの違い
段ボール仕切りは、短期使用や軽量物に適している一方で、湿気や衝撃には弱く、再利用には向いていません。一方のプラダン仕切りは、長期運用に適し、耐水性や耐久性に優れるため、製品の品質を保ちながらコスト削減を図れるという利点があります。
また形状の組み合わせによっては棚を作成したり等、自由自在ですので様々な形状をご相談いただければと思います。
まとめ
プラダン仕切りは多様な形状と高い耐久性により、さまざまな業種や用途で採用されています。コストパフォーマンスに優れ、環境負荷の低減にもつながるこの素材は、これからの物流や保管の現場において、さらに広がりを見せる可能性を秘めています。
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