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コラム

2025年11月

コラムアルミナ?PVDF?おむつ?―インクの密着、試してみました。

2025年11月21日 

今回はちょっと変わった素材にインクがどれだけ密着するかを試してみたお話です。

「水と空気以外なら何にでも印刷できる」

と言われるスクリーン印刷ですが。

その触れ込み通り、

お客様からの「この素材に印刷できますか?」というご相談、意外と多いんです。

というわけで、今回ご紹介する素材はこちら:

・セラミック系のアルミナ

・圧電素子でおなじみのピエゾフィルム(PVDF)

・お年寄りにも赤ちゃんにも強い味方のおむつ

PETフィルムや布への印刷が通常となっている私達からすると、

それぞれにクセの強いラインナップです。

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結果は…

・アルミナ:問題なくインクがのり、剥がれもありませんでした。

・PVDF:印刷はできますが、インクによっては密着が弱く、そのままでは採用できません。

・おむつ:こちらも問題なくインクはのりました。が、お肌に触れていいものか?

何かお試しをする際には、大抵すんなりとはいかないものです。

今回のラインナップ、いずれも印刷はできましたが、

インクの密着や、前後の工程との兼ね合いなど、次のステップへの検討が必要です。

弊社では、前後工程も念頭に置き、お客様の要望に合わせて検討をさせていただきます。

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「この素材に、印刷できる?」というご相談、大歓迎です!

まずは試してみて、そこから最適な方法を一緒に探していきましょう!

(このコラムは、開発部C.H. が担当しました。)

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コラムプラダンシートの多用途な活用法と事例紹介

2025年11月11日 

プラダンシート各色

プラダンシートの基本的な特徴

プラダンシート(プラスチックダンボール)は、ポリプロピレン(PP)を主原料とした中空構造の樹脂板です。軽量でありながら強度が高く、繰り返しの使用にも耐えるため、物流・製造・建築・DIYなど幅広い分野で活用されています。

プラダンシート

プラダンシートの材質

プラダンはポリプロピレン(PP)を使用しており、優れた耐水性・耐薬品性を持っています。紙製ダンボールと異なり湿気に強く、屋外や倉庫など環境の変化が大きい場所でも安心して使えます。

耐久性と重量のバランスについて

プラダンは軽量ながら高い剛性を備えています。厚みを変えることで強度調整ができるため、用途に応じたカスタマイズが容易です。厚さ3mm程度の薄手タイプは簡易目隠しに、5mm以上の厚手タイプはパーテーション等に適しています。

プラダンシートが選ばれる理由

軽量・耐久・防水という三拍子がそろっており、コスト面でも優れていることから、使い捨てではなく「繰り返し使える資材」として高く評価されています。

目隠し用途でのプラダンシートの活用事例

プラダンシートは遮光性や加工性を活かして、さまざまな「目隠し用途」で活躍しています。軽量で取り扱いやすく、必要な形状に合わせて簡単にカットできるため、現場でも重宝されます。

遮光としての簡易目隠し

工場や倉庫などでの通路や保管エリアの仕切りとして、プラダンを設置することで視線を遮り、作業環境の整理整頓にもつながります。遮光性の高い黒やグレーのプラダンが人気です。程よく光を入れたい際はナチュラル(半透明)という選択肢もあります。

カゴ台車での用途

物流現場では、カゴ台車の目隠しカバーとして使用されます。積荷を隠すことでセキュリティを確保しつつ、ホコリの侵入を防ぐ効果もあります。軽量なため、マジックテープや結束バンドで簡単に固定可能です。

オフィス環境でパーテーション

軽量なプラダンを使えば、簡易的なパーテーションもDIYで設置可能です。音の反射を抑え、視線を遮ることで集中できる作業空間を確保できます。透明タイプを使えば圧迫感を軽減できます。

ラック用棚板

プラダンの四つ角をカットして棚板として使用することで、ホコリ防止・目隠し・軽量化を同時に実現できます。重量物が少ない場合は十分な強度を発揮します。

ラック用

緩衝材としてのプラダンシートの特性

プラダンは単なる仕切り材としてだけでなく、引っ越し時の緩衝材としても優れています。中空構造によるクッション性が衝撃吸収を実現します。

版やパネルの間の緩衝材に

印刷版やアクリルパネルなど、表面に傷をつけたくない製品の仕切りとしても有効です。静電気が発生しにくい帯電防止タイプのプラダンを選ぶことで、より安全な運搬が可能です。

仕切りパッド

プラダンシートのコスト面での利点

長期間使用でのコストパフォーマンス

プラダンは耐久性に優れ、繰り返し利用が可能なため、長期的にはコスト削減につながります。特に使い捨ての紙資材を多用していた現場では、年間コストの削減効果が大きくなります。

購入前に考慮すべきコスト要因

プラダンの厚み・サイズ・カラー・加工内容(折り曲げ・溶着など)により価格は変動します。用途に応じた最適仕様を選定することが、コストを抑えるポイントです。

清掃とメンテナンスの方法

水洗いや中性洗剤での清掃が可能です。汚れが落ちやすく、再利用しやすい点もプラダンの魅力です。

まとめ

プラダンシートは、「目隠し」「緩衝材」「仕切り」といった多彩な用途で活躍する万能素材です。軽量・耐久・防水といった基本性能に加え、加工の自由度が高く、現場環境や目的に応じて柔軟にカスタマイズできます。
コスト面でも長期的なメリットが大きく、環境にも優しい素材であるため、今後さらに幅広い分野での活用が期待されます。
作業環境の改善や輸送時の安全性向上を検討されている方は、ぜひプラダンシートの導入を検討してみてください。

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コラム“IR窓まで隠す” IR印刷(赤外線透過印刷)技術によるガラスパネルの意匠性向上

2025年11月6日 

スマートフォンや車載ディスプレイ、家電製品などに使われるガラスパネルには、単なる保護材としての役割に加え、デザイン性(意匠性)や機能性が強く求められるようになっています。そこで注目されているのが、IR印刷(赤外線透過印刷)です。

IR印刷(赤外線透過印刷)の基礎

IR印刷(Infrared Printing/赤外線透過印刷)とは、可視光は遮断しつつ赤外線のみを透過させる特殊印刷技術です。通常の印刷では黒や濃色にすると光をすべて遮ってしまいますが、IR印刷では肉眼では黒やダークカラーに見えるのに、赤外線は通過するという特性を持ちます。
IR印刷では、赤外線を透過させる専用インキと、ガラスや樹脂などの基材に適した印刷構成を用います。一般的には黒、濃色であることが多いです。

ガラスパネルへのIR印刷

ガラスパネルへIR印刷を施すことによって、赤外線(IR)透過や反射の機能を必要な部分のみに選択的に付与できます。赤外線を通したい領域を限定的に形成できるため、センサー部や通信部など、用途に応じた自由な設計が可能になります。
さらに、IR機能層を印刷工程内で形成できるため、追加のコーティングや多層構造を必要とせず、軽量でシンプルな構成を実現します。
これらの特長により、ガラスパネルの外観デザインを保ちながら、高機能化・軽量化・省工程化を同時に達成することが可能です。

“IR窓まで隠す” 独自インキ&印刷構成技術

従来のガラスパネルでは、赤外線センサーやリモコン受光部専用に「IR窓」を設ける必要がありました。

ただし、このIR窓は周囲のデザインとは異なる色味や透明感が生じやすく、外観上どうしても“窓が浮いて見える”という課題がありました。特に高級感が求められる製品においては、「IR窓が見えてしまう」ことが意匠設計上の課題となっていたのです。

東洋レーベルでは、この課題を解決するために独自開発のIR透過インキと最適化された印刷構成を採用。これにより、IR窓を外観上ほとんど認識できないレベルでシームレス化することが可能になりました。

これまで黒意匠ベースのみでしたが、メタリックシルバー意匠や白意匠にも対応。
外観デザインを損なわずに、リモコンやセンサーが正常に機能する透過特性を確保できるため、

・建材関係やエントランスリーダパネル
・業務用機器や美容機器などの周辺パネル
・医療・産業用機器の操作パネル

といった幅広い分野で、シームレスなデザインを実現します。

ガラスパネル+IRセンサー+NFC認証+静電タッチによる用途可能性

さらに、ガラスパネルにIRセンサー・NFC認証・静電タッチ機能を組み合わせることでさまざまな新しい用途が広がります。

たとえば、エントランスリーダーではIRによる人感センサーとタッチテンキーによる操作、NFC認証を統合することで、シームレスかつセキュリティ性の高い入退室管理を実現できます。
また、理化学機器(ヒュームフード)やデンタルチェア、医療機器では、IRによる非接触ジェスチャー操作や静電タッチキー操作に加え、NFCを用いた使用履歴管理や使用者制限機能を付与することで、安全性と利便性を両立した次世代のインターフェースが可能となります。
このように、ガラスパネルへのIR印刷技術の活用は、単なるデザイン向上にとどまらず、医療・産業・住宅分野における新たな操作体系や認証システムを支える基盤技術として、大きな可能性を秘めています。

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コラムステルス印刷(隠し印刷)|ガラス基材への意匠・機能性印刷として

2025年11月6日 

普段はただの透明なガラスなのに、必要な時だけボタンや数字が浮かび上がる。そんな技術が、実は身近なところで使われ始めています。それがガラス基材でのステルス印刷技術です。この技術によって、美しいデザインと使いやすさを両立した、まったく新しいインターフェースが生まれています。

東洋レーベルではステルス印刷をはじめとした、ガラス基材へのあらゆる意匠・機能印刷が可能です。デザインやユーザビリティに優れたパネルの開発をご検討されている方はお気軽にお問い合わせください。

ステルス印刷の基礎

ステルス印刷とは、通常の視覚や照明条件では見ることができない印刷技術の総称です。この技術の核心は、特殊なインクや加工方法を用いて、紫外線(UV)照射、赤外線(IR)照射、特定角度からの観察、専用検査装置の使用など、特別な条件下でのみ印刷内容を可視化できる点にあります。

従来の印刷技術が「いかに美しく、明確に情報を伝えるか」に重点を置いているのに対し、ステルス印刷は「いかに情報を隠し、必要な時にのみ現れるようにするか」という逆転の発想から生まれました。この技術により、製品の外観を損なうことなく、必要な時のみに要素を表現することが可能になります。

ステルス印刷の実現には、光の波長特性を利用した特殊インク、表面の微細構造を制御する加工技術、光の反射・屈折を操作する光学技術など、複数の先端技術が組み合わされています。

ガラスへのステルス印刷によってできること

この技術によって、今まで不可能だった様々なことが実現できるようになります。

普段はパネル上のボタンを非表示にしておき、バックライトが点灯した時にだけ表示させるという仕様にすることによって、デザイン重視の製品でも機能性を諦めることなく美しい外観を保てます。従来は「ボタンがあるから見た目が悪い」「美しくするとボタンが使いにくい」というジレンマがありましたが、この技術によってそれが解決されます。

また、物理的なボタンの制約がないため、手の動きに合わせてボタンの位置や大きさを変えることができます。例えば、背の高い人が使う時は上の方にボタンを表示し、お子様が使う時は下の方でも反応するようにボタンを配置するといった工夫もできます。

さらに省エネルギーで長持ちという特長もあります。必要な時だけ表示するため、従来の常時点灯するディスプレイと比べて電気代を大幅に削減できます。また、表示する頻度が少ないため、機器自体も長持ちします。

東洋レーベルのステルス印刷技術(対ガラス)

東洋レーベルでは強化ガラスに様々な意匠印刷をすることが可能です。

印刷パターンの種類

●黒ステルス

普段は透明で、使う時に深い黒色の文字やボタンが現れます。文字がくっきりと見えるので、オフィス機器や精密な操作が必要な機械に向いています。明るい場所でもはっきりと表示が見えるため、間違った操作を防げます。

●白ステルス

使う時に真っ白な表示が浮かび上がります。清潔で上品な印象を与えるため、医療機器やキッチン用品、お風呂場の設備などに適しています。やわらかい印象で、やさしい操作感を演出できます。

●ゴールド+石目調ステルス印刷

高級感があり、自動車や高価な家電製品にぴったりです。通常の印字とは違った、特別感のある操作体験を提供できます。

●ハーフミラー金属調ステルス

見る角度によって透明になったり鏡のようになったりと、変化する表示が楽しめます。商業施設の案内パネルや展示用の機器など、人の注目を集めたい場面で効果的です。

●木目調ステルス

温かみのある木目調での印刷も可能です。なるべく機器や装置の硬い印象を与えたくないような場面や、木製の什器などと雰囲気を合わせたい時におすすめです。

次の操作を光によって誘導

必要な箇所だけを光らせることができるため、次の操作に必要な要素のみを照らし出し、表示を切り替えていくことによってユーザーの次の操作を誘導することができます。最低限の情報で、スタイリッシュにユーザビリティを向上させることが可能です。

用途別の活用イメージ

こうした機能により、以下のような用途への活用が期待できます。

●スマートな壁面スイッチ

例えば壁のスイッチパネルで威力を発揮します。普段は壁に溶け込んだ透明なガラスパネルですが、手を近づけると照明のオンオフボタンや明るさ調整スライダーが浮かび上がります。使い終わると再び透明になるので、インテリアの美観を全く損ないません。まるでタッチパネルのような操作感でありながら、使わない時は存在を感じさせない理想的なスイッチです。

●業務用厨房機器

業務用の調理機器や加熱装置にステルス印刷を応用することで、未使用時は鏡面のような清潔感ある外観を保ちながら、使用時のみ必要な操作情報を浮かび上がらせることができます。
調理モードや温度設定、タイマーなどの表示は、調理工程に応じて明確に現れ、操作後は再び透明なパネルに戻ります。物理的なボタンや凹凸がないため、油汚れや水滴が付着しても容易に拭き取ることができ、衛生的な環境を維持しながら、耐久性とデザイン性を両立できます。
また、表示内容を制御することで、機器の複雑な操作系をシンプルに見せることができ、作業効率向上にも貢献します。

●デンタルチェアユニット

デンタルチェアユニットの操作パネルにステルス印刷を採用することで、普段は周囲の環境と調和した落ち着いた外観を保ちつつ、必要な時だけLED照明の調光やチェアユニットの昇降・リクライニングなどの操作パネルが浮かび上がります。
さらに、その時点で操作可能なボタンのみが表示されるため、使用者は迷うことなく直感的に操作を行うことができます。視認性に優れ、衛生的かつ洗練されたデザインを実現できるため、施術者の操作性や効率性を高める効果も期待できます。

●オフィスの会議室

予約システムのパネルとしても効果的です。普通の透明なガラスパーティションのように見えますが、近づくと現在の予約状況や次の予約時間が表示され、空いている場合は簡単に予約できるボタンが現れます。会議室を使っていない時は完全に透明なので、オフィス全体の開放感を保てます。

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