ものづくりの現場では、
「どれだけ良いものをつくるか」と同じくらい、
「どれだけ正しく評価できるか」 が大切になります。
今回は「評価技術の確立」に焦点を当ててみます。
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【ステルス印刷とIR印刷という”見えない技術”】
当社でご対応させていただくガラスパネル印刷の中で、ステルス印刷(隠し印刷), IR印刷(Infrared Printing/赤外線透過印刷) があります。
ステルス印刷とは、通常の視覚や照明条件では見ることができない印刷技術の総称です。
普段は何も表示のないガラスに、必要な時だけボタンや数字が見えるようになる印刷技術です。
そのステルス印刷のひとつとして、IR印刷があります。
IR印刷は、可視光は遮断しつつ赤外線のみを透過させる特殊印刷技術です。これにより、赤外線を通したいIR窓の領域を、外観上ほとんど認識できないレベルまでステルス化することができています。
【評価方法が確立されていない領域へ挑む】
このステルス印刷・IR透過 のような技術は、
評価する立場からすると、“見えにくさを評価する”という、なんとも難しいテーマとなります。
当社のステルス印刷は、
黒・白・メタリック・ミラー・木目・石目……と種類が多くありますが、
その評価方法は、実は世の中でもまだ確立されていない領域 です。
多くの場合、
「うーん、見える? 見えない?」
と、人の感覚に頼った官能評価が中心になります。
でも、それでは量産品質を安定させるのは困難です。
そこで今、当社では
“見えにくさを数値化できないか?” という挑戦を進めています。
【数値化への第一歩:比較・再現性・ばらつき】
世の中でもまだ確立されていない評価技術…となると、
色差, 反射率, 透過率, ヘイズ……測れる項目はあるものの、もちろんそう簡単にはいきません。
まずは、ステルス印刷部分と、非ステルス印刷部分の比較です。
計測してみて、明確な違いがでるか、人の目で見た判断と近しい、妥当な計測結果が得られるか。
次に、個体差はどうか。
印刷にもばらつきはあります。同じ仕様のモノについては、同等の計測結果が得られるか。
特に木目調や石目調は、場所によって柄が異なるため、一筋縄ではいかない!のは想定済みで…
地道に評価検討を積み重ねます。
【”見えないものを見える化する”道筋】
現段階で、「これを測ればステルス性が分かる!」という決定打はまだありません。
それでも、
評価技術を少しずつ積み上げていくことで、
“見えないものを見える化する”道筋が見えてくる。
そんな手応えを感じています。
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【評価技術を安心と競争力に!】
評価技術が高まると、
製品の品質が安定するだけでなく、
お客様にとっても「安心して任せられる」という価値につながります。
そして、
評価技術そのものが「企業の競争力」になるはずです!
派手さはないかもしれませんが、
こうした地道な取り組みも、
東洋レーベルのものづくりを支える大切な土台のひとつと考えています。
(このコラムは、開発部C.H. が担当しました。)








