●目的 静電スイッチは非常に消費電流が低く、バッテリ駆動も可能となります。
ソーラー発電で静電スイッチを乾電池レスで動作し続ける事は可能か? この疑問を調査する為に試作機を作ってみました。
●構成

●仕様
1.乾電池無しで2次電池をソーラーで充電し、その電力で静電スイッチを駆動し続ける。
2.静電スイッチが押下されれば、無線で受信側に押下情報を飛ばしてパトライトを点灯させる。
3.静電スイッチは1日200回 自動スイッチ押下ロボにより押下される。
●結果
・短期電圧波形より、一日の2次電池の充放電波形が良く観察できます。予想通り日中は充電され夜間は放電されます。また充電と放電のバランスが保たれ、電圧が下がり続ける事はありませんでした。
・長期電圧波形より、2022年4月15日から設置し、2022年9月30日までエージングを行いました。季節の違いによる平均的な電圧差はさほど大きくは出ませんでした。注意点として8月頃に電子機器事業部の事業所移転に伴い設置場所が変わりました。設置場所が変わり太陽との位置関係が変わることで全体的な電圧が僅かに低下しました。
●考察
・現状のシステムにおいて、放電による電圧低下を日中のソーラー充電でカバーできており静電スイッチを乾電池レスで動作し続ける事は期待できる状態と分かりました。
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