PETシールとは
PETシールは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を基材としたシールで、耐久性や透明性、加工のしやすさが特徴です。幅広い用途で使用されるこのシールは、日用品から産業用まで幅広く活躍しています。
PETシールの基本構造
PETシールの構造は以下のようになっています:
- 基材:ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
- 粘着剤:使用用途に応じて選定
- 剥離紙または剥離フィルム:保護と作業性向上のため
PETシールの特性には、耐熱性、耐摩耗性、防水性、そして高い透明性などがあり、用途によってさまざまな種類があります。
主なPETシールの種類
PETシールには以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途に応じた選択をすることが重要です。
1. 透明PETシール
特徴:透明で目立たない仕上がりを実現できるシール。外観を損なわず、商品やパッケージのデザインを活かします。
用途:商品のバーコードラベル、化粧品容器のラベルなど。
2. 白PETシール
特徴:不透明な白色のPETシールで、印刷の発色が良く、高級感を演出できます。
用途:食品ラベルや化粧品ラベル、ブランドロゴの表示など。
3. 金属調PETシール
特徴:金属的な光沢を持ち、高級感や特別感を演出するために使用されます。
用途:電子機器、家電、車のステッカーなど。
シールのノリの選定
PETシールは基材だけでなく、使用される粘着剤(ノリ)の種類も重要です。ノリによってシールの特性が大きく変わるため、用途に応じた適切な選定が必要です。
1. 一般(強粘)ノリ
標準的な粘着力で、一般的な使用用途に対応します。
2. 粗面用
特徴:表面が粗い素材にも貼れるように設計されています。
3. 再剥離
特徴:貼った後に剥がしても糊残りが少なく、再度貼り直しが可能。
用途:家具やガラスなどに使用されるデザインシール。
4. 冷食用
特徴:低温環境下でも粘着力を維持できる特殊な粘着剤を使用。
用途:冷凍食品や冷蔵商品向けのラベル。
5. 油面用
特徴:油分の多い面にも密着しやすい粘着剤。
用途:食品加工工場でのラベルや油性商品に。
6. エアー抜け
特徴:シールを貼る際に気泡が入りにくいよう設計された粘着剤。
用途:大型ステッカーなど。
シールの粘着力
シールの粘着力は「引張試験」によって測定されます。この試験では、シールを貼った状態でどのくらいの力で剥がれるかを測定します。
引張試験について
- 測定方法:一定の速度でシールを剥がし、必要な力を測定。
- 評価基準:接着力(N/20mm)や剥離強度。
まとめ
PETシールとそのノリの種類は、それぞれの特性や用途によって大きく異なります。透明性や耐久性の高いPETシールを選ぶ際には、上記のポイントを参考にしてください。
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